【医師監修】ヒゲの脱毛時の笑気麻酔と麻酔クリームはどっちが良い?

2019/03/03 メンズ脱毛

医療クリニックでレーザー脱毛を行う時は任意で麻酔をする事が可能です。そんな麻酔にも種類があり代表的な「笑気麻酔」と「麻酔クリーム」を比較した記事をなかざわ腎泌尿器科クリニックの中澤 佑介 院長がご紹介します。

なかざわ腎泌尿器科クリニック「中澤 佑介 先生」

ヒゲ脱毛に麻酔は必須レベル

レーザー脱毛の種類に関わらず脱毛には痛みが発生します。痛みの強さには個人差がありますが、刺す様な痛みで複数の針で刺される様な痛みでもあるとして表現される事が多くなっています。

部位や濃さにより痛みが異なる

脱毛の痛みは個人差(ヒゲの濃さ等)と脱毛する部位により大きく異なります。単純にヒゲが密集している箇所やデリケートな箇所程痛みを感じやすくなり、ヒゲが薄く皮膚が厚い箇所程痛みは和らぐ事となります。

  • 強 口ヒゲ
  • ↑ ケツ毛
  • ↑ Vライン
  • ↑ あごヒゲ
  • ↑ すね毛
  • 弱 腕毛

麻酔でも完全に痛みが取れる訳ではない

レーザー脱毛時に麻酔を行っても痛みが完全に無くなる訳ではありません。全身麻酔とは異なり意識もありますし、麻酔を行っても痛みを感じる事には変わりません。痛みを和らげるという表現が正しいです。

ヒゲ脱毛時の麻酔の比較

笑気麻酔 麻酔クリーム
料金 ¥3,240 ¥3,240
形状 ガス クリーム
即効性 吸気後約2分 塗布後約25分
効果 意識の鈍化 肌の麻痺
持続時間 約30分(吸気中のみ) 約1時間

レーザー脱毛に用いられる代表的な麻酔は「笑気麻酔」と「麻酔クリーム」であり、どちらも使用方法や効果が大きく異なります。一長一短となりますので自身に合った麻酔を選択すると良いでしょう。

どちらも料金が掛かる

麻酔の料金は脱毛料金とは別の事が多く、値段もほぼ一緒となります。麻酔は施術の度に使用をしますので、通常の料金+麻酔代が必要となり料金には注意が必要です。無論料金の節約の為に麻酔無しでレーザー脱毛を受ける事も可能です。

笑気麻酔の特徴と使い方

笑気麻酔の特徴

笑気麻酔はガスタイプの麻酔で手術中に吸い続ける事により麻酔効果を発揮します。意識が無くなる訳でもなく、肌が麻痺する訳でもない特殊な麻酔で、意識を保ちつつ痛みを遠ざける事が可能となり、効くのも早く覚めるのも早い麻酔となっています。

    笑気麻酔の効果
  • 痛みを遠ざける事が可能
  • 効き目も早く1~2分程度
  • 麻酔が残らない
  • 意識を保ち会話も可能
  • 吸うだけの簡単麻酔

笑気麻酔は吸うだけの簡単麻酔

笑気麻酔は注射等は一切必要なく、専用のマスクを装着し吸うだけで麻酔効果を得る事が可能です。およそ1~2分の間に効果が発揮され意識を保ったまま痛みが遠ざかる様な不思議な感覚を味わう事となります。

後に残らずすぐに効果が切れる

通常麻酔は後に残る事が多く、睡眠し続けたり感覚が麻痺したり等の症状が施術後暫く続く事が多いですが、笑気麻酔は元々意識もありますしガスの吸引を止めると1~2分程で正常に戻ります。車を運転して帰る事も可能であり、麻酔で不自由する事はありません。

麻酔クリームの特徴と使い方

麻酔クリームの特徴

麻酔クリームは煩わしい注射や機械を一切使用せず、肌に塗るだけで麻酔の効果を得る事が出来ます。意識等はそのままに患部を麻痺させる事が可能で痛みを感じにくくします

    麻酔クリームの効果
  • 肌を麻痺させ痛みを感じにくい
  • 塗るだけの簡単麻酔
  • 意識は正常で安心
  • 効果発揮まで20分~30分
  • 様々な箇所に使用可能
  • 術後2時間程効果が残る

麻酔クリームは塗るだけの麻酔だが

麻酔クリームは注射不要で塗るだけなので安心できますが、自分で塗る事が多いので正直面倒です。施術前に予め自分で塗る必要があり、効果発揮まで30分程掛かりますので、いつもより早い時間にクリニックに到着する必要があります。

激しい痛みには効果薄

麻酔クリームは肌を麻痺させますが、強い痛みには効果が薄くなります。レーザー脱毛器でもメディオスターを使用する場合は問題ないですが、痛みの強いヤグレーザーを使用する場合は麻酔効果が薄くなりますので、痛みに弱い方は要注意です。

ヒゲの脱毛は笑気麻酔がおすすめ

笑気麻酔は事前準備が必要なく吸うだけで効果を発揮しますので、面倒な事が何もなく、お手軽に痛みを軽減する事が可能です。麻酔クリームはどうしても事前に自分で塗る事が面倒であり、術後も2時間ほどクリームの効果が残りますので違和感を感じます。

最終的には好みの問題となり痛みの和らげ方に両者差はありますが、痛みだけに注目すると大きな差は見られませんので、簡単に後を引かない笑気麻酔の方が優れていると言えるでしょう。毎回麻酔方法を変更する事も出来ますので、両方試してみるのもアリです。

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この記事の監修者

中澤 佑介

中澤 佑介

金沢医科大学医学部医学科卒業。2021年、なかざわ腎泌尿器科クリニックを開院。日常診療を通じて男性医療のニーズを多く感じ、“すべての男性たちに、人生後半戦の演出家を。をコンセプトに” 2023年6月、JR金沢駅前にメンズヘルスクリニック(Gran Clinic)を開院。(https://www.gran-clinic.jp/)

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