仕事で輝く男は多いが、仕事だけの男はつまらない。本当の「モテる男」になるためには「タイムカードを押した後」の過ごし方をどうするか、だ。
魅力的な女性の周囲には魅力的な男性も集まる。
終業後、「好きなこと」に没頭しながら、そうした「艶やかな人々」のコミュニティーに身を置くことで、テストステロン(男性ホルモン)も大いに活性化するだろう。
「モテる男」はタイムカードを押した後、何をしているのか?
いつものスタンディングバーで「大人の男の魅力談義」の最中、ある女性がこんな本音を漏らした。「世界観のある男、奥行きのある男が魅力的よね」。
世界観とは「人間の奥行きが絵で浮かぶようなたたずまい、話し口調、オーラ」で、自分がワクワクできる「場」や「空間」「アクション」を持ち、「能動的に輝く場所」を持つ男のことを言うらしい。
議論は白熱し、「色気がある魅力的な40-50代の知人男性」の実名を10人以上挙げてみた。すると、ある共通点が見つかった。
彼らは全員、社外に“自分ワールド”を持っていた。
ヨットやマラソン、楽器、DJ、イベント開催、筋トレ、サーフィンなど、興奮度が高く、テストステロン(男性ホルモン)が高まる趣味、活動、場所を死守し、「子供時代の夏休みの虫取り」みたいにそれらに没頭していたのである。
もちろん、仕事の場で輝きを放つ人もいる。その種の男性も女性を魅了するが、仕事は本来、「事に仕える」ことだから、自分が表現できるシーンは限られる。
だからこそ「社外」なのである。やはり、「モテる男」のカギは「タイムカードを押した後の過ごし方」にあるようだ。
自分の「好き」に気づけていますか?
「好きなことがわからない。夢もない」。ミドルエイジの7割がこんな本音を漏らす。やらされ感で仕事をしていると、自分の「好き」に気づけなくなる。
鈍ったレーダーを研ぎ澄まし復活させるためには、まず「動く」しかない。それが「男の色気」を増強する近道だ。
経験上、とにかく「イイ匂いのする方」へランダムに足を運び続けるのがいい。
欠席続きだった同窓会に行ったり、人伝えに同好会やコミュニティーに参加するのもいい。
SNSで公開募集をしているスポーツ会やワイン会などに、友人とエントリーするのも面白そうだ。
そうやって十分に「拡散」したら、今度は「集約」する。足を運んだ結果、「合わない9割」は捨てていい。
絞った1割のコミュニティーに関しては、その後も定期的に顔を出し続ける。ワクワクしない場所には行ってはいけない。
テストステロン値も高まらないから、男の色気もプラスに働かない。
「艶」のある没頭空間で自分を磨く
「大好きなことが見つかった!」。でも、1人で淡々と行う趣味では意味がない。脳内にドーパミンは噴出するが、「ある種の刺激」が不足している。
魅力的な女性とのコミュニケーションである。
魅力的な女性が少人数でも定着する場所には必ず、「艶(つや)」のある男性も顔を出す。そういった「色気のあるオス」が発するオーラからも大いに刺激を受けたい。
「何をやるか」は大事だが、実は「誰と過ごすか」はもっと大切な要素である。
艶感がある人々のいる場を選び、そうでない場所は捨てる。それぐらいの割り切りが必要となる。色気は伝染するのだ。
「好きなこと」に没頭しながら「艶やかな人々」のコミュニティーに身を置こう。