夏は白パン、リゾートだけでなく街中でも中高年男性を魅力的にします

2022/08/17

モテる男の1万円服装術20220727/ユニクロスリムフィットジーンズ2

今回は、コスパ抜群で夏モテする「白パンの活用法」について紹介します。

リゾートファッションの代表格として知られる白パンですが、実はドレスコードあるフランス料理店にはいていくことも可能です。夏のスマートカジュアルとも呼ばれる着こなしですが、白パンは幅広いコーディネートが可能なのです。

その理由は、白い画用紙と同じ。「あらゆる色をキレイに表現してくれる」からです。

白に紺やブルーを合わせれば、海のイメージのマリンテイストになります。一方、淡いピンクやライトベージュを合わせれば、白砂のビーチを連想します。どちらもリネンシャツで合わせているためカジュアルですが、合わせるアイテム次第で、イメージは簡単に変えられます。

モテる男の1万円服装術20220727/ユニクロスリムフィットジーンズ1

たとえば、白パンにキャラメル色のサマーニットとベージュジャケットを合わせるだけで、夏のスマートカジュアルが完成します。白壁の洋館に合う上品な雰囲気を保ちつつ、白を挿すことで軽快に見えるのです。

このように、白パンは暗くなりがちな男性ファッションに清潔感をもたらすスパイスです。ただし、注意すべきポイントがあります。

まず、生地が薄手の白パンは下着が透けやすいことに注意しましょう。また、あまりにもピタッとしたシルエットではタイツのような印象になります。白パンを選ぶ際は、地厚なタイプで「ピタッとし過ぎない」サイズを試着してみください。2つのポイントを意識することで、白パンへの苦手意識も消えるはずです。

さらに、丈感も重要です。これは白パンだけでなく、すべてのパンツに当てはまりますが、靴に覆いかぶさるダボついた生地は清潔感を損ないます。立った状態で、パンツの生地が靴にギリギリ触れる程度に裾上げしてください。

ショップで上から下までの服を購入するとき、購入の順番に迷うことがあるかもしれません。そんなときは、白パンを選択肢に挙げてみましょう。カジュアルなリネンシャツから上品なサマージャケットまで、コーディネートを簡単にしてくれるはずです。

さて、本連載は今回で終了となりますが、読者の皆さんの毎日の服選びは今後も続きます。せっかく毎日着る服だからこそ、できれば女性の反応がよいアイテムをこれからも探求してみてください。服で人生が変わる体験を味わいましょう。本当に格別ですから!

【写真】 ユニクロのスリムフィットジーンズ(3990円)

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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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