1000円台で買える春のモテ服はコレ!

2022/03/31

モテる男の1万円服装術20220316/3~4月

春の王道コーディネートと言えば、「コットンセーターにブルゾンやコート」ですが、ここ数年、男女を問わずニットベストのスタイルも増えてきました。ユニクロやGUなどのファストファッションからルイ・ヴィトンやプラダなど高級ブランドまで、多くのメーカーが販売しています。

もちろん、ひと昔前の学生っぽいイメージや、おじいさんのチョッキのようなものではなく、モダンな印象にアップデートされています。春の陽気のなかでデートするのにふさわしい格好になります。また、前回紹介したミリタリーグリーンのブルゾンとも相性抜群で、今の時期から初夏まで使えます。

重ね着は、ファッション用語でレイヤードと言われています。季節を問わず、“こなれ感”を印象付けられるファッションです。ニットベストが人気なのは、このレイヤードを簡単につくれるためです。今の時期ならシンプルな白シャツが合いますし、5月や6月になれば白のTシャツに合わせることで初夏までOKです。ただし、いくつか注意する点があります。

まず、重ね着するニットベストはオーバーサイズでなければいけません。もともとベストは「ジャケットとシャツの間に挟む」という用途で、ジャストサイズが一般的でしたが、最近のニットベストはまったく異なるもので、カジュアルな着こなしが基本です。

オーバーサイズの服に苦手意識を持つ人は中高年に多いのですが、ニットベストは袖がない分スッキリ見えるため、ハードルも下がるはずです。

次に、ニットベストの首型はクルーネックがおすすめです。Vネックも店頭に並んでいますが、オーバーサイズだと首元の空きが気になります。そもそもオーバーサイズで袖がない服なので、カジュアルな丸首の方がこなれて見えます。

色は黒や紺も引き締まった印象でいいのですが、春はベージュが最高です。いずれにしても、ベーシックカラーの中から選ぶことが基本です。

最後に、これは絶対に避けてほしいのがニットベストの上にジャケットを着ることです。ニットベストという言葉から従来のベストと同じ着こなし方をしがちですが、前述のとおり最近のニットベストはもはや別物です。寒い日はジャケットではなく、薄手のコートなどを羽織り、素敵なデートやお花見を楽しみましょう。

【写真】 GU「ウォッシャブルリラックスフィット畦ニットベスト」(1690円)を使った3〜4月のコーディネート=上=と5〜6月のコーディネート=下

モテる男の1万円服装術20220316/5~6月


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この記事のライター

森井 良行

森井 良行

スタイリスト。のべ4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、現在はおしゃれを学ぶコミュニティ「エレカジ大学」を主催。「日本元気シニア総研」研究委員やAll Aboutメンズファッションガイドを務める。近著は『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)。


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