「上司も仕事も子育ても…すべてが変わり終わる」と思えば今の苦しみは軽くなる

2023/04/29

俺活入門20230324

職場のストレスが耐え難い。毎日みじめな気分でイヤになる。誰でもそんなふうに人生の谷底に落ちるときがある。そんなとき、心を少しだけ軽くしてくれる言葉がある。「すべては変わりゆく」。この言葉で、苦しみや悲しみは雲のように通り過ぎる。

■職場のストレスはやがて消え去る

職場の時間は有限だ。時が来れば異動もあるし、いずれ退職する。同じ状態は長くは続かない。自分が望めば、もっと早くストレスを消せる。異動願いや退職届を出せばいい。ベストなタイミングで決断できれば、一瞬でストレスは消えてなくなる。

■子育ても永遠ではない

子供に何かと手がかかる、学費を支払いが苦しいといった悩みもよく聞く。しかし、これも長くは続かない。放っておいても子は育ち、やがて社会に出る。逆に子供から「ちゃんとしろよ」と言われる日がやってくる。学費の支払いがなくなれば、そのお金はそっくり貯金になる。

■トラブルも勝手に解決に向かう

ビジネス上でトラブルが起こると、絶体絶命のように感じてしまうことがある。もちろん、それが自分のせいなら責任を取らなければいけない。しかし、それもやがては関与する人たちの手で淘汰されていく。

人は前を向いて生きなければいけない。ひとつのトラブルにずっとかかわっているわけにはいかないのだ。自分ひとりで、お先真っ暗な背負い込み方をする必要はない。

■「健康の悪化」も時間が解決してくれることがある

人間の体は思いのほかよくできている。軽い病気なら、きちんと食事し暖かくして十分な睡眠を取れば回復する。眠るだけで「時間」が体を良くしてくれるのだ。焦らず、心配せずに休めばいい。「休んだ方がいいよ」というサインを快く受け止めて、時に体を委ねる。回復力が、あなたを病気のままではいさせてくれない。いずれ、元気に動き回れる毎日がやってくる。

■大切な人との別れの痛みもやがては薄れる

離婚した、失恋した、大切な人と死別した…。その瞬間は一生立ち直れないような感情を抱く。私も若い頃、父を失ったときには、人生の無常さを感じ、無気力になりかけた。しかし、ゆっくりゆっくり傷は癒え、世を恨む心も薄まり、かつての自分に戻ることができた。死にたくなるような痛みも苦しみも、ずっとそのままということはない。すべては変わりゆく。そのままではないのだ。

     ◇

今、どんな悩みを抱えているだろうか? どんな苦しみに直面しているだろうか? でも、信じてほしい。「ずっとこのまま」ということはない。変わりゆくのだ。悩み、苦しみから抜け出せる時は近い。






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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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