【全中高年男性必読】「いい人」をやめると、悩みがスーっと消える

2021/02/07

男性力アップ術20201204/自分に嘘をついて「いい人」を続けるのはもうやめなさい!

唐突だが、あなたに1つ問いたい。これまでの人生、「思いやりを大切にする」「笑顔で“いい人”でいる」「悪口は言わない」「損得抜きに奉仕する」などと自分に言い聞かせて、生きてこなかっただろうか?





「いい人」でいると人生はうまくいかない


これらは「いい人」になるのに不可欠な要素だ。しかし、度を越して「いい人」になってしまうと、途端に人生はうまくいかなくなる。

ここで言う「いい人」とは、「ノーが言えず、仕事を押し付けられたり利用されてしまう」「弱さの裏返しで人にやさしくするしかない」「人の顔色をうかがってばかり」「まじめで気弱で面白みに欠ける」人々のことだ。

ところが、少しだけ自分本位になり、「いい人」を脱出すると、人生が面白いように加速を始めるのだ。


気がすすまない誘いを断る方法


気が進まない誘いを断れない人は、ダミーでいいので「予定」を手帳に書く習慣をつけるといい。誰かと会う約束がつくれない場合は、手帳に「ジム」と書いておく。実際に毎週末、好きなメンバーでの会合を主宰すれば、金曜日は自動的に埋まる。

とにかく自分で予定を組み、何かを手帳に書いておく。そのうち、予定がなくても「先約がありまして…」と罪悪感なく断れるようになる。「いつなら空いてるの?」ときたら、「仕事(家族サービス)が多忙で予定が立てられない」と答えればいい。断り癖をつけて自分の人生を生きよう。


「事実伝達」の悪口なら言っていい


人の悪口を言わない――これは人から好かれる人の条件の1つだ。だが、人の悪口をまったく言わない人は、逆に信用されない。本心が見えないからだ。

「人助けのための情報共有」としての「悪口」は大いに歓迎される。「B社と取り引きするそうですが、あの会社は社員や協力企業への支払いが止まっていますよ」と告げることで、相手は負債を避けられる。

大切な人を救いたい。嫌な思いをさせたくない。そう思えばこそ、情報を整理し、感情的にならずに、しっかりとリスクを伝えよう。「いい人は悪口封印で仲間を見殺す」が、「自分軸のある人は、事実伝達で仲間を救う」のである。


会話は無理につなげなくていい


「会話が続かなかったらどうしよう」。そんな恐怖にかられ、無理に会話をつないでしまったことはないか? しかし、余計に変な空気になってしまうこともある。

会話は無理につながなくていい。不自然な発言をしそうになったら、「自分が話すのではなく、質問し、話させる」ようにすればいい。

質問のボールさえ投げてしまえば、あとは先方から「答え」が返ってくる。その後は、その答えに便乗して話題を広げればいいのだ。この「型」を活用することで、沈黙は怖くなくなる。いい人は不自然な会話で恥をかく。自分軸のある人は沈黙をあえてつくるのだ。

どうだろうか? 「いい人」になりすぎて毎日がつらいなら、ぜひ実践してほしい。




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この記事のライター

潮凪 洋介

潮凪 洋介

エッセイスト・作家。著書累計70冊、168万部。「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」「バカになれる男の魅力」「アナザーパラダイスの見つけ方」「自分の壁の壊し方」など。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」をプロデュース、累計7800人が参加。ライフワーククリエイト協会を設立、「会社でも家でもない”サードプレイス“で好きなことでライフワーク起業しよう」をテーマに講座を実施。


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