肥満を元から絶つ!内臓脂肪を減らす筋トレ「ロシアンツイスト」のやり方
今回は【お腹まわりすっきり編】2つ目として、前にも横にも乗っかったお腹まわりのぜい肉を撃退するトレーニング、「ロシアンツイスト」を紹介します。
脂肪は不要か必要か
「体脂肪」という言葉は知っていても、その意味まで理解している人は少ないと思います。
そもそも、脂肪は必要なのでしょうか? まずは、そこを十分に把握したうえで、トレーニングに臨んでください。
脂肪って、なぜか嫌われ役ですよね。でも、脂肪には大切な役割があります。
まず、体温を維持したり、体に対して外的な衝撃があったときにクッション役となってくれます。
また、ホルモンの伝達や分泌を行う細胞の構成成分でもあります。ビタミンの運搬や消化、吸収の役割も担っています。
男女で脂肪のつき方に違いがある
脂肪は一般的に体の20%くらいを占めていて、大きく分けて「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類があります。
男性は内臓脂肪がつきやすく、女性は皮下脂肪がつきやすいといわれています。当ジムの会員データを見ても、男性は内臓脂肪が高い傾向にあります。
女性の場合、閉経後に内臓脂肪が高くなることもありますが、やはり皮下脂肪が高いですね。
このうち、肥満と深く関係するのは内臓脂肪です。腸や肝臓周りにつきやすく、脂肪細胞が一定量を超えると、体にとって悪い伝達物質を分泌します。
これによって、血圧や血糖値が上昇し、動脈硬化を引き起こすのです。
大きくなりすぎた脂肪細胞はとても危険です。通常の脂肪細胞からは、体にとって良い働きをする伝達物質が出てきて、体のバランスをとってくれます。
内臓脂肪を減らす「ロシアンツイスト」のやり方
ということで、適度な脂肪は必要ですが、健康的な体を目指すには余分な内臓脂肪を減らすことがポイントです。栄養学にかなった食事と規則正しい生活環境を整え、楽しみながらトレーニングをしていきましょう。
それでは2つ目の「ロシアンツイスト」を始めます。
まずは膝を立てた姿勢で床に座り、上体はお腹に力が入る角度まで倒します。
次にその状態を維持したまま、体をねじりながら、両手が床につくまで大きく上体をひねります。
片側にひねったら、反対側にも同じようにひねっていきます。
呼吸は体をねじる時に吐いてください。この動作を左右交互に20回から30回、2〜3セット行います。
この記事のライター
田島 寛規
Green Room Products 代表取締役。1975年、東京都生まれ。97年、日本体育大学卒業後、整骨院、病院勤務を経て独立。千葉県柏市の「Green Room柏の葉整骨院」を中心に、Green Room 整骨院グループ、トレーニングジム「T-REVO」やデイサービス「せかんどはうす」、東京.渋谷にパーソナルボディサロン「Natural Bone Technique」、北区にフランチャイズの「王子整骨院」などを展開。
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