M字の薄毛は自毛植毛がおすすめ!理由とポイントについて

2020/12/24 自毛植毛

M字の薄毛は自毛植毛がおすすめ

生え際を中心に脱毛が目立つM字の薄毛。額部分の薄毛が気になっている人の中には、なにか治療を受けたいと考えている人もいるのではないでしょうか?

進行状態によって分類される薄毛タイプの中でも、自毛植毛がおすすめなのがM字タイプの薄毛です。

この記事では、M字の薄毛の特徴や自毛植毛を受けるときのポイントについて紹介します。

そもそもM字の薄毛とは?

男性ホルモンの影響で起こるAGA(男性型脱毛症)は、脱毛部位と残っている頭髪の形によって、いくつかのタイプがあります。AGAの初期段階でよくみられるのが、M字の薄毛です。

脱毛によって額の生え際が少しずつ後退している状態ですが、初期段階ではM字の山の部分が浅いので、「少し額が広くなったかも」と感じる程度で、気づきにくいかもしれません。

M字の薄毛をそのままにすると、生え際がどんどん後退していき、やがて頭頂部だけに髪が残ったO字の薄毛になることもあるので注意が必要です。

また、M字の薄毛に悩む人の中には、頭頂部の脱毛もみられる人もいます。

額の生え際と頭頂部の脱毛が同時に進行しているケースでは、生え際が全体に後退する逆U字の薄毛になりやすくなります

AGAは少しずつ進行するので、薄毛や脱毛に気付いた時点で、早めに治療を受けるのが得策です。

M字の薄毛に行われる治療

M字の薄毛をはじめAGAの治療でまず考えられるのが、薬による治療です。薬による治療は、AGAの直接の原因である男性ホルモンの変化を抑える飲み薬を使ったり、発毛効果のある塗り薬を局所に使用したりします。

AGAの薬による治療は、いわば脱毛の進行を抑える守りの治療。すでに抜けてしまった部位の頭髪をゼロから再生することはできません

また、M字の薄毛のポイントとなる額の生え際は頭頂部に比べて、薬による治療効果が現れにくい傾向があるとされています。

薬によるAGA治療にはメソセラピーなど、発毛を促す因子を含んだ注射もありますが、効果に差があるのが現状です。育毛メソセラピーの詳しい治療内容については【育毛メソセラピーとは?どんな治療?効果はある?】にまとめておりますので、興味がある方はご覧ください。

M字の薄毛は症状がひどくならないうちに、自毛植毛を早めに検討するのがよいでしょう。

額に加えて頭頂部の脱毛も目立つ人は、薬の効きやすい頭頂部は薬物療法、そうでない生え際は自毛移植など、治療法を組み合わせるのもおすすめです。

M字の薄毛におすすめの自毛植毛と費用の目安は?

自毛植毛は、後頭部の頭髪を脱毛部位に移植する治療法です。分かりやすく言うと、髪の多い部分から少ない部分へ毛根を引っ越しさせるので、頭髪の総数は変わりません。

それでも、フサフサな部分の髪の一部を移動することで、薄毛を目立たなくさせることができます。

また、後頭部の髪の毛は男性ホルモンの影響を受けにくいので、一度生着すれば、生え際など薄毛部位に半永久的に髪の毛が生え続けるでしょう。

M字薄毛の自毛植毛の費用の目安

自毛植毛は保険適用がされない自由診療なので、治療費用は全額自己負担になります。多くのAGAクリニックでは、基本治療費(手術費)に移植本数の費用を追加する料金システムとなっています。

そのため、移植する本数が多ければ多いほど、自毛植毛の治療費は高くなる傾向に。心から満足できる仕上がりになるまでに、複数回の施術が必要になることもあるでしょう。

また、自毛植毛では後頭部の髪の毛を一度に移植できるわけではありません。

採取した毛はメスなどで皮膚を切開して移植していくので、移植毛がきちんと生着するには、移植毛同士の距離が必要になります。

ここでは、M字の薄毛の1回あたりの施術費用の目安をみていきます。

  • 軽いM字の薄毛で1000~1500本を移植するケース: 60万~75万円
  • 進行しているM字の薄毛で2000~3000本移植するケース: 100万~130万円

M字の薄毛の進行状況によっては、一度だけの施術ではカバーしきれないケースがあります。自毛植毛を受けるときは、植毛できる本数や費用を考えながら、生え際をデザインすることが大切です。

自毛植毛にかかる費用・料金の相場とは】記事で部位ごとに自毛植毛の施術の相場をまとめておりますので、ご覧ください。


M字薄毛の自毛植毛で失敗しないために

M字薄毛の自毛植毛で失敗しないために

M字型薄毛の自毛植毛によって、以前の生え際ラインを戻したいと考える人も多いでしょう。ただ、移植できる本数やコストを考えると、脱毛箇所をまんべんなく植毛するのは難しいことがあります。

ここでは、M字の薄毛の自毛植毛で失敗しないためのポイントをみていきましょう。

短い髪型なら生え際ラインよりも中心部が大切

額の脱毛状況によっては、生え際だけにこだわって植毛をしても、全体的にまばらに移植するだけで終わってしまう可能性があります。

短い髪型の場合は額の中心部に視線が集中しやすいので、そこを濃いめに移植して、M字の2つの山形部分は薄くした方が、薄毛の印象を和らげることができます。

長めの髪型ならまんべんに

やや長めの髪型にするのなら、M字の山の部分を濃いめに植毛するのがおすすめです。

前髪の下部分はちょっと少なくても、前髪に長さがあれば、薄毛を目立たなくさせることができます。

高密度にこだわりすぎない

自毛植毛クリニックの中には、高密度をアピールしているところもあります。

手術で採取した毛は皮膚を切開して移植するので、移植毛間にある程度のスペースがないと、移植後に生着しない恐れもあります。 

自毛植毛の治療費は、生着した毛の本数ではなく、移植した本数で金額が決まります。高いお金を出して手術を受けても、移植した毛が根付かなければ意味がありません。

M字の薄毛に対して自毛植毛を受けるときは、良心的なクリニックを選ぶことも大切です。

無料カウンセリングなどを通して、クリニックの雰囲気や実際の施術例をチェックするのはもちろん、無理な治療を勧めていないかどうか確認しておきましょう。

実績だけでなく、様々な角度から検討・比較が必要です。クリニック選ぶ際は合わせて【失敗しない自毛植毛の方法と医院の選び方】こちらの記事も確認しておきましょう。

まとめ

M字の薄毛はAGAの初期にみられることが多く、額の生え際から始まる脱毛です。人によっては薬による治療効果が表れにくいことがあるので、薄毛が進行する前に自毛植毛を検討するのもおすすめです。

実際にM字の薄毛で自毛植毛を受けるときは、記事内で紹介した内容を参考にしてみてください。

  • 参考文献
    ・親和クリニック https://shinwa-dr.net/
    ・内科総合クリニック人形町 https://ningyocho-cl.com/
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