自毛植毛でついた傷跡やかさぶたはいつ治る?

2020/11/20 自毛植毛

自毛植毛でついた傷跡やかさぶたはいつ治る?

自毛植毛の施術を行うと少なからず傷がついてしまうため、施術を受ける際には注意が必要です。

傷がついたら出血はするものの、大抵はひどくならないので問題はないでしょう。しかし、問題なのは傷跡やかさぶたはいつになったら治るのかどうかです。

早めに治るに越したことはありませんが、傷が治るまで頭を洗わないわけにもいきません。

それでは、自毛植毛でついた傷跡やかさぶたはいつ治るのかご説明しましょう。

自毛植毛で傷跡がつくのはなぜ?

自毛植毛する際は頭皮にメスを入れて植毛しなければならないので、必然的に出血してしまいます。

したがって、自毛植毛の施術を受ける時は出血を理解した上で臨む必要性があるでしょう。

施術方法によって傷跡の付き方も変わります。【傷跡にも違いがあるFUTとFUEとそれぞれの特徴とは】でFUTとFUEの違いについても合わせてご覧ください。

自毛植毛でかさぶたができる理由

自毛植毛でかさぶたができるのは、出血が治まった後にできるケースと、あまり出血していないけど体液が出たことによってかさぶたができるケースの2種類があります。

まず、出血するケースでは、施術から5日~1週間程度で出血が治まった後にかさぶたができます。

また、出血していなくても体液が出るのは、傷口を早く治そうとする治癒活動の一環なので、異常が出ているわけではありません。

自毛植毛でついた傷跡がかさぶたになった後はどうすればいい?

自毛植毛でついた傷跡がかさぶたになった後はどうすればいい

自毛植毛でついた傷跡がかさぶたになった後は、そのまま放置しましょう。

かさぶたは傷跡を早く治療しようとする過程でできるものであり、傷口から細菌が侵入するのを予防する効果もあります。かさぶたは傷を早く治すために必要なものなので、そのまま放置しておきましょう。 

出血した場合でも体液が出た場合でも自然に取れるので、下手に剥がそうとしないようにしてくださいね。

かさぶたはどのくらいで取れる?

かさぶたは基本的に2週間程度でポロっと取れます。かさぶたは出血が治まってから1週間程度でできるもので、それからさらに1週間で取れるようになっています。

かさぶたがある部分はかゆくなりやすいので取りたくなりますが、1週間とたたずに剥がそうとするのはNGです。

どうしてもかさぶたを取りたいのであれば最低でもかさぶたが完全に形成される1週間を過ぎてからが良いでしょう。

1週間とたたずにかさぶたを剥がしてしまうと、まだ完全に傷が治ったわけではないので再び出血してしまう可能性があります。

しかも、傷口が露出したことによって傷の治りが遅くなるだけでなく、傷口から細菌が侵入して炎症を起こす恐れもあるでしょう。

何より植毛した毛がまだ定着していない可能性が高いため、かさぶたと一緒に植毛した毛が取れてしまうと施術を受けた意味がありません。

せっかく費用をかけて植毛したのですから、その毛が一緒に取れてしまうのは何としても避けたいものです。かさぶたが自然に剥がれる時と一緒に毛も取れてしまうことがありますが、それは植毛による毛が抜けたわけではないので安心してください。

植毛した毛は1~2週間で定着するので、かさぶたと一緒に毛が抜けても植毛には何ら影響はありません。

かさぶたがある時はどうすればいい?注意点は?

かさぶたがある時に悩みやすいのは、シャンプーの問題です。

植毛した毛が定着するまで1~2週間かかるとはいえ、その間に頭を洗わないのは我慢できませんよね。しかし、植毛してからすぐに頭を洗うのは止めましょう。

洗髪や美容室の利用について詳しくは【自毛植毛の術後に整髪料は使っていい?美容室は?】にまとめていますが、施術を受けた後の頭皮は傷だらけの状態であり、その状態で頭を洗うと傷口が開いて化膿する可能性があります。したがって、施術を受けた後は2~3日ほど安静にしてください

その後であればシャワーを浴びても問題ありませんが、傷口に直接当てないようにしましょう。シャワーも立派な刺激になりますし、シャンプーも刺激になるので十分な注意が必要です。 

また、お湯の温度も熱いと負担をかけるので、ぬるま湯で洗いましょう。


まとめ

植毛をした後はどうしても傷跡が残ってしまいますし、出血や体液によってかさぶたができることも仕方がありません。ここはかさぶたが自然に剥がれ落ちるのを待つのが最善です。

かさぶたは最低でも1週間以上たってからでないと形成されませんし、その前に剥がしてしまうと細菌が入り込んで炎症を起こしたり、治るのが遅くなったりするのでやめましょう。

後は頭を洗う時だけ注意して、かさぶたが剥がれ落ちるまで待ちます。

2週間は長いようで短いので、気長に待ちましょう。


  • 参考文献
    ・親和クリニック https://shinwa-dr.net/
    ・タンペイ製薬 https://www.tampei.co.jp/
    ・創傷治癒センター https://www.woundhealing-center.jp/index.php
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