性的対象にみられない相手と結婚できるか?

2023/06/21

幸せおじさん2023年6月21日「性的対象として見られない相手と、お付き合いや結婚ってできる?」


10年来の友人が食事をしているとき、ふと結婚を意識しているパートナーについての悩みをもらしました。


「性欲」と「恋愛」は別もの、あるいは「恋愛」と「結婚」は別ものという方もいます。少なくとも「性欲」と「恋愛」は深いつながりがあると私は思います。


性的魅力を感じ、セックスをしていく中で恋愛感情に発展することもあると思いますし、そのまた逆も然りです。


個人的な恋愛経験上でいえば、前者のタイプかなあと思います。まずは相手の性的魅力にひかれて、何度か会ううちに相手の内面を知っていき、お付き合いをしてきました。なので、友人に問われたら「性欲が湧かない相手とのお付き合いや結婚は、NO」と答えるでしょう。


しかしながら、結婚を視野に入れた場合、必ずしもそこに「性欲」が必要だとは思いません。


もともと相手を性的対象として見ていて、その後、恋愛から結婚に発展したとしても、その後はどうでしょう。実際に生活して歳を重ねていく中で、「家族」の意識が強くなると、出逢った当初に感じていた性欲や恋愛感情が消えていくケースをよく見かけます。


どうしても長い間、いっしょにいると異性としては「飽きてしまう」のかもしれません。また、加齢に応じて男性ホルモン、女性ホルモンそれぞれの低下や、妊娠・出産を経て、とくに女性のからだは大きく変わります。さらに、予期せぬ病気によって直接的な性交渉ができないこともあります。


そう考えると、「性欲」よりも、長く続く「深い愛情」や「信頼関係」があれば、恋愛や結婚をしても良いのではと思います。


子供を望む場合も、体外受精などの手段もあります。性欲は人間の3大欲求と言われ、とても重要だと思いますが、私の周りにも体の関係を持たずに結婚して、幸せに暮らすカップルがいます。向き合い方はいろいろあっていいと思います。


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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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