妊娠、生理、更年期…フェムテック・トーキョーは大盛況

2022/11/08

幸せおじさん2022年11月8日

この秋、注目のイベント「Femtech Tokyo(フェムテック・トーキョー)」が10月21-22日、東京ビッグサイトで開かれ、覗いてきました。大盛況でした。

「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」をかけあわせた造語、フェムテックについて、かなり注目度があがっていることを肌で感じました。女性のライフステージにおけるさまざまな健康課題を解決できる400アイテムが一堂に会したのは壮観で、日本最大級の規模だったそうです。

会場のフロアは「妊娠」「生理」「更年期」など様々なジャンルに分かれていました。経血量が測れ、生理中サポートする吸水ショーツや、骨盤底筋を鍛えるアイテムなど最新のものばかり。私が一番印象に残ったのは、動画広告の配信を行い、その収益により、個室トイレに無料で使える生理用ナプキンを常備するサービスです。

外出中、生理用品の替えを忘れて周りの同僚に「今日、ナプキン持ってる?」と相談されることもありますし、遊んでいる途中に急に生理が来てしまって薬局に行くようなことも、女性なら一度は経験しているはず。

そんな時に、広告を見るだけでナプキンがもらえたら、とても助かるのではと思いました。このサービスは、百貨店や商業施設、企業などでも導入が増えているそうです。

そのほかにも、福利厚生の一環としてオンラインで婦人科の相談ができるシステムや、オンラインでピルが購入できるサービスなどすぐに実生活で役立つものばかり。個人だけではなく、積極的にフェムテックサービスに取り組む企業が増えつつあり、サービスを導入して女性社員の信頼を得ているようです。

生理はもちろん、妊娠・出産などにおいても解決すべき課題は数多く存在しています。労働人口も減ってくる中、フェムテックサービスを推進して利用者を増やすことが、会社だけでなく社会全体に恩恵をもたらしてくれると信じています。

  • はてなブックマークに追加

この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


RECOMMEND

-AD-