女友達が激白「妊活目的のセックスはやめた」

2023/06/19

幸せおじさん2023年6月19日

「もう、妊活目的でセックスするのをやめた」


30代の女友だちがため息混じりにつぶやきました。妊活のスタート時期から、自然妊娠ではなく、体外受精で妊活することにしたそうです。とにかく、妊活目的のためにセックスをすることは、一切無くしたくなったというのです。


私と同世代の30代の女性は結婚や妊娠へのステップを歩んでいる人も多くなってきました。そこで、意外にも直面することが多いのが、パートナーとの“セックスレス問題”です。今まで「したい」と思ってしてきたものが、「しなきゃ」というスタンスになると、途端に緊張して、スムーズにできなくなる、という声を聞きます。


男子も、いざ…と思っても、気持ちの問題で勃起しづらいでしょうし、女性も妊活などの義務感にかられると、なかなかリラックスできないものです。どちらかというと、男性のほうが自身を奮い立たせないといけないので、負担が大きいような気がします。


「きょう排卵日だよ」と伝えると男性側が萎えてしまうケースでは、排卵日の通知がくるアプリを活用しているそうです。それほど、排卵日を女性から男性へ告知してセックスするのは難しいことなのだと感じます。


その結果として、セックスレスになってしまう人もいます。冒頭の女性のように、いっそ生殖を「快楽目的」「妊活目的」と分け、妊活目的の場合は直接の性行為を行わないやり方にしてみるのはアリなのではと思いました。


私の友人のように不妊治療クリニックにすぐに通ってもいいですし、家庭内で男性がマスターベーションで採取した精液をシリンジ〓針のない注射)を使って、女性自身が自ら腟内に注入するシリンジ法という選択肢もあります。


少子化も問題ですが、セックスレスって、深く男女のメンタルに関わることなのに実用的な解決策がなかなか見つかりません。本末転倒なのかもしれませんが、「良いセックス」を考えることは大切だと思うのです。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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