「妊娠・出産をする20代後半から30代の女性は雇いたくない」SNSで目にしてゲンナリ

2023/03/25

幸せおじさん2023年3月25日

3月8日は国際女性デー。「女性の政治的自由と平等のためにたたかう記念の日」です。アメリカで女性労働者が婦人参政権を要求したことがきっかけで誕生しました。

イタリアではこの日、ミモザの花を贈る風習があります。ミモザの花言葉は「感謝」。男性から女性へ、あるいは女性から女性へ、日頃の感謝の想いをこめてミモザの花を贈るそうです。日本でも、お花屋さんにミモザの花が見られるようになったので、奥さまやパートナーにプレゼントしたら喜ばれるでしょう。

また、最近では「国際女性デー」にちなんだイベントやレストランの特別メニューなども展開されるようになり、やや知名度がアップしてきたかなと思います。こういう日があることによって、女性の政治的自由や平等について考えるキッカケになるのは、日本にとっても良いことですよね。

というのも、2022年のジェンダーギャップ指数の結果を見ると、日本は146カ国のうち116位、先進国の中で最低レベルと言っても過言ではありません。

ジェンダー平等について話し合えるようになってきた最近でさえ、SNS上では、「妊娠・出産をする20代後半から30代の女性は雇いたくない」といった発信を目にすることがあり、ゲンナリします。これが人事担当者の本音だとしたら悲しいです。まだまだ、男女が対等に仕事ができるようになっていないのです。

ちなみに国際男性デーもあります。11月19日で、男性の健康に目を向け、ジェンダー平等を促す日として、1999年から、トリニダード・トバゴで始まりました。

女性の不平等は目立ちますが、男性の側にも、「男性だから家計を支えろ」「男性は泣いてはいけない」など、「男性」であるがゆえの不平等な扱いについて、生きづらさを訴える声があるのです。

女性と男性、そのどちらでもない性も含めて、それぞれがありのままの姿でジェンダー平等になれるよう、記念日が会話のキッカケになるといいですね。

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この記事のライター

工藤 まおり

工藤 まおり

フリーランスライター。津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。


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