AGA治療の期間はどれくらい?治療の「やめどき」についても詳しく解説
「どうしても薄毛が気になるので、AGA治療を始めてみたい…」そう思うものの、「治療にはどれくらいの期間が必要なのか」「いつどうやって治療が終わるのか」「もし途中でやめたらどうなるのか」などで悩み、治療をためらう人も多いはずです。
AGA治療は長期間続ける必要があるものの、必ずしも一生服薬しなければならないわけではありません。そのため、「いつ・どこ」をゴールとするのかを自身で決めておき、計画的に治療の終わりを迎えることが重要です。
本記事では、不安なくAGA治療を始められるよう、AGAの「治療にかかる期間」「治療の終わらせ方」「信頼できるAGAクリニックの選び方」などを解説します。
AGA治療(薄毛治療)の効果が期待できるようになる期間
AGA治療(薄毛治療)の効果が実感できるようになる期間は、6カ月程度が目安となります。これは、日本皮膚科学会が48週・5年間・6カ月などのさまざまな期間で検証をおこない、「少なくとも 6カ月程度は内服を継続し、効果を確認すべき」と規定したことが関係しています。(※もっとも基本的なAGA治療薬であるフィナステリドについて)
(引用:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」)
しかし、この期間はあくまで目安であり、すべての方が6カ月で効果が実感できるわけではありません。薄毛治療をはじめた際のAGAの進行度や年齢によっても、効果には差が出てきます。
たとえば、症状が進行してから治療を始めた場合、効果が実感できるまで1年以上かかることも少なくありません。その逆に、年齢の若い方や複数の治療を併用している人なら、3カ月程度で効果が認められる場合もあります。
効果が実感できる期間には個人差があるものの、いずれの場合も半年や1年など、効果が実感できるまで長期間かかることを前提にして治療に臨む必要があります。
AGAが完治した人はいる?
AGA治療について、「いままでに完治した人はいるか」が気になる人も多いのではないでしょうか。長期間の治療になるのであれば、頑張った分、きちんと完治すると思いたいはずです。
ここでは、「服薬なくフサフサな状態をキープできること」を「完治した」として、AGA治療と完治の関係について紹介していきます。
AGAに「完治」はない
「服薬なくフサフサな状態をキープできること」を「完治した」とするのであれば、残念ながら、AGAに完治はありません。AGAはあくまで進行性のものであり、薬をやめればまた症状が悪化してしまうためです。
AGA治療によって目標とする毛髪量を取り戻せたら、次は髪の量を維持するための服薬をすることになります。髪がフサフサの「理想の自分」をキープするため、長期間の通院・服薬が必要になることを念頭においておきましょう。
事前にAGA治療の「ゴール」を設定しておこう
服薬をやめればまた症状が進行するといっても、AGA治療を一生続けることは少なく、きちんと治療の終わりを迎える人がほとんどです。そうはいっても、いつ治療・服薬をやめるべきなのかと「やめどき」がわからず悩む人も多いでしょう。
AGA治療の「やめどき」を決めるためには、まず自身で「ここまできたら治療をやめる」というゴールを明確にしておく必要があります。
ゴールはたとえば、年齢でもよいですし、結婚をはじめとしたライフイベントでもよいでしょう。「髪が少なくなっても気にせずいられる」というポイントを明確にしておくことで、「やめどき」を見失わず計画的な服薬・治療ができるはずです。
「やめどき」とは? いつまで続けるべき?
AGA治療の「やめどき」を決めておくといっても、「どう決めるのがよいのか」「なぜ服薬を急にやめてはいけないのか」などが気になるのではないでしょうか。
AGA治療の「やめどき」の決め方
AGA治療の「やめどき」は、前述のとおり「設定したゴールを迎えたとき」を指します。「いつまでフサフサでいたいか」「どの年代になったら薄毛が進行しても気にならずに済むか」をイメージして、ゴールを決めておきましょう。
しかし、どのように設定すればよいのかわからない人も多いはずです。そこで例として、「20代でAGAを発症した人」で、ゴールを「周囲に髪の薄い人が目立つようになったとき」に設定した場合の、薄毛治療の流れをチェックしてみましょう。
20~40代はフサフサな状態をキープできるよう、「抜け毛を防ぐ薬(フィナステリド)」と「髪を増やす薬(ミノキシジル)」など、複数の薬を服用します。
50代を迎えると脱毛予防程度の服薬内容にシフトし、「濃度を落とす」「種類を減らす」など減薬をしつつ、毛量をキープします。60代を迎えて周囲にも髪の薄い人が目立つようになってきたら、急に髪が減らないよう調整しながら、AGA治療を終えます。
このように、おおまかな服薬イメージを医師と共有し、細かな調整をしていくことが重要です。
ほかにも、「結婚したら少し薄くなっても問題ない」「40代まではフサフサでいたいが、50歳を超えたら薄くなってもかまわない」と考える人もいるはずです。その場合は、結婚を期に減薬したり50代で減薬を始めたり、設定しておいたゴールにあわせて薬の調節ができます。
ゴールをはっきりさせておき、医師と相談しながら計画的にAGA治療を進めましょう。
途中で治療をやめるとどうなる?
なかには以下のように、自己判断で「服薬をやめよう」と考える人もいるはずです。
- AGA治療薬を使ったものの、すぐに効果が出ず不満を抱いている
- 医師の勧める薬を服用しているのに、満足できる結果になっていない
- 思ったよりコストがかかるので、医師には内緒ですぐにやめたい
できるだけすぐに効果が出てほしい・無駄なコストをかけたくないというのは、誰しも思うこと。しかし途中で突然服薬をやめると、大きなデメリットをこうむってしまいます。
たとえば、「症状がよくなってきたから」と、フサフサになったタイミングで服薬を中止したとしましょう。その場合はもちろん、断薬を期にふたたび薄毛が進行し、元の状態に戻ってしまいます。
その後、「服薬を中止したときの状態に戻したい」と思って再び薬を飲みはじめても、また同じくらい髪が生えるまでには長い期間が必要になります。
さらに自己判断で急に断薬すると、1カ月ほどで抜け毛が急増するリスクもあります。あっという間に治療前の状態まで戻ってしまう可能性があるのです。
上記のとおり、急な断薬にはデメリットが多いため、もし十分な効果が得られていないと思った際は、まずは医師に相談することをおすすめします。医師に相談しても効果が実感できない場合は、ほかのクリニックにセカンドオピニオンを求め、異なる場所で治療を続けていくことも可能です。
「薬の濃度を変える」「断薬する」など、いずれの選択をする場合でも、自己判断で突然服薬を中止するのは避けましょう。
やめるときには適切な期間で慎重な減薬を
AGA治療で使われる主な内服薬には、脱毛を抑えるための「フィナステリド」「デュタステリド」や、発毛を促す「ミノキシジル」などがあります。外用薬には、「ミノキシジル」や、複数の薬剤を混ぜて使う「メソセラピー」「HARG」などもあります。
そのため、「とにかく髪を生やしたい!」「フサフサな自分を取り戻して、周囲の目が気にならないようにしたい!」と思う場合は、複数の薬を使って治療をおこなうことが多いようです。
そのうえで毛量キープへ治療方針をシフトする際には「外用薬だけやめる」「内服薬のミノキシジルだけやめる」などを選べます。
ただし、薬の濃度・種類を変えれば頭皮や毛髪にも影響が出てしまいます。しっかり医師と相談し、適切な期間をかけて、慎重な減薬をしていくことが大切です。自己判断に基づき、突然途中でやめることだけは避けましょう。
AGA治療をはじめるなら信頼できるクリニック選びが大切
ご紹介してきたとおり、AGA治療は長期間続ける必要があります。そのため、信頼できるAGAクリニックを選ぶことが大切です。これからAGAクリニックを選ぶのであれば、以下の5つのポイントを確認しておきましょう。
信頼できるAGAクリニックの選び方
選び方・ポイント | 理由 |
---|---|
診察実績が豊富にあるか | 診察実績が豊富なクリニックは、知見・ノウハウが十分にあるため |
効果が得られなかった際の保障があるか | 効果が得られなかった場合でも、全額返金などの保障があれば、金銭的な損失を緩和できる |
サポートの対応時間が長いか | 副作用が出たときや確認したいことができたときに、医師・看護師に質問しやすい |
治療方法や費用が明確か | 複雑な料金体制の場合、服薬の内容を変えにくくなる |
治療費は負担にならないか | 長く通院する場合、金銭的な負担を考慮しておく必要がある |
上記のポイントをきちんと比較・検討し、安心して治療できるクリニックを選びましょう。とくに、「診察実績が豊富にあるか」は必ずチェックしておくことをおすすめします。
また上記に加えて、「通院しやすい立地にあるか」「オンライン診療に対応しているか」もチェックしておくとよいでしょう。AGA治療は長期間続ける必要があるため、通うことにストレスを感じない点も重要です。
まとめ
AGA治療の効果を実感するには、6カ月程度の期間が必要です。なかには理想の毛量を獲得するのに、1年以上などの長期間の治療が必要になることもあります。
またAGAは進行性のため、「フサフサになったから完治」というわけにはいきません。自身の納得できる毛量が獲得できても、その後、医師と相談し、計画的に減薬・断薬をしていく必要があります。
安心して通える信頼できるクリニックを選び、時間をかけて治療に臨みましょう。
- 参考文献
・銀クリAGA.com https://www.gincli.jp/agacom/
・男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
・AGAメディカルケアクリニック https://agacare.clinic/
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