男らしさをつくるシトルリン豊富な「男のレシピ」公開!

堀江メソッド筋トレ20220413/

今回はウリ科の食材に多く含まれる「シトルリン」についてのお話です。シトルリンはテストステロン値の向上に直接は寄与しませんが、摂取すると体内で「アルギニン」に転換されることで、血流の改善や血管を柔軟にします。そのためED(勃起不全)の改善や、トレーニングで疲労した筋肉から乳酸を流しやすくすることで回復を早めてくれるなどの効果があります。"男らしさ"を作るうえでは大切な成分です。

血流をよくすることで、冷え性やむくみの改善、動脈硬化の進行抑制や、脳機能の維持なども期待できます。

シトルリンが多く含まれるのはウリ科の食材ですが、中でもスイカ(特に皮に近い白い部分)が突出しています。他にもメロン、冬瓜、キュウリ、ゴーヤなどにも含まれますが、スイカがダントツです。

白い部分に栄養があるとはいえ、せっかくなら赤い部分も甘くみずみずしいものを選びたいものです。叩いて判断するのはプロの技なので、ここでは見た目で選ぶ基準を紹介しましょう。それは「黒い縞模様が濃いもの」「縞模様がまっすぐよりも、よりうねっているもの」を選ぶことです。

家族と一緒に買い物に行って、このテクニックをぜひ披露してみてください。食卓で「パパ、すごい!」の言葉をもらうこともテストステロンを上げてくれそうです。

このスイカを使った男のレシピ「ピンチョス」を、今回もホテル「プルマン東京田町」のエグゼクティブシェフ、福田浩二さんが紹介してくれました。


〈材料〉

(A)

スイカの赤い部分

皮を剥いたスイカの白い部分

フェタチーズ

バジル

きゅうりスライス

赤玉ねぎ

(※いずれも適量)

(B)

バルサミコ酢100cc

砂糖10g


〈手順〉

①(B)を鍋で3分の1の量になるまで煮詰め、冷ましておく。

②(A)を好きな量、好きな大きさのカットにして串に刺す。

③皿に②を盛り付け、①を適量かけて出来上がり。


「スイカは料理にはあまり使いませんが、今回はスイカを使って簡単に作れるピンチョスです。ピンチョスはスペイン調理で、野菜やハムなどを串にさしてワンハンドで楽しめる料理です。今回はスイカの赤い部分も白い部分も使いました。すごく簡単にできますのでぜひお試しください」(福田さん)

【一般社団法人1UP学会】

男性医療に関する最新医療技術や情報の啓発・広報活動を行う医療専門団体。テストステロン補充療法による専門外来を東京都千代田区の日比谷国際クリニック(http://www.hibiyakokusai.or.jp)で実施している。


【堀江メソッド】

実は、スイカのような赤いものを見るとテストステロンは上がることが分かっています。生肉など他のものも同様です。闘牛で使う布が赤いのも関係がありそうですね。テストステロンは食事やトレーニングのほかに生活環境や行動習慣も関わっているのです。例えば胸を張る姿勢などもテストステロンを上げますので、日頃から意識してみてください。

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この記事の監修者

堀江 重郎

堀江 重郎

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得。国立がんセンター中央病院、杏林大学講師を経て帝京大学医学部主任教授に就任し、日本初の男性更年期外来を開設。2012年に順天堂大学医学部教授に就任。日本抗加齢医学会理事、日本Men's Health医学会 理事長を務める。『ホルモン力が人生を変える』他著書多数。テレビ番組の出演、監修も多数。


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