一体何が起こった!?知っておきたい自毛植毛の暗黒期について

2021/11/26 自毛植毛
知っておきたい自毛植毛の暗黒期について

自毛植毛を受けたのに、移植部の髪が抜けている…!!そんな悩みを抱えていませんか?

自毛植毛後は一時的に既存毛が抜ける時期があり、インターネット上では「暗黒期」とも呼ばれています。

この記事では植毛後の暗黒期が起こる原因や経過について解説します。これから植毛を考えている人も参考にしてください。

自毛植毛の暗黒期とはーショックロスについて

AGAクリニックの公式サイトをみると、薄毛から髪がフサフサになったビフォーアフターの画像を載せているところが多くあります。

しかし、自毛植毛後に理想の状態にたどり着くまでには、「ショックロス」という暗黒期を通過しなければなりません。

ショックロスとは?

自毛植毛の手術操作や麻酔により、移植部にあった既存毛が脱毛する現象をいいます。ショックロスは一時的にみられる脱毛ですが、自毛植毛の施術後に薄毛部位の毛が抜けるため、大きなショックを受ける人も少なくありません。

ショックロスが起こる時期は個人差があるものの、目安となるのは施術後1〜2カ月の時期施術から3カ月目には落ち着くことが多い傾向があります。

自毛植毛後のショックロスは、ヘアサイクルが早めに進んだだけなので、再び毛が生えてきます。傷跡が分かりやすい時期にみられる脱毛ですが、あまり心配しすぎないことが大切です。

ショックロスについて原因や確率など更に詳しく知りたい人は【自毛植毛の手術後に起きるショックロスとは】をご覧ください。

自毛植毛の暗黒期…みんなの反応は?

自毛植毛の暗黒期…みんなの反応は?

自毛植毛の暗黒期であるショックロスについては、施術前に説明があります。すでにショックロスについて聞いたことがある人も多いでしょうが、実際に大切な既存毛が脱毛するのはかなりツラいはずです。

ここでは、自毛植毛の暗黒期であるショックロスがみられた人の反応や体験談を紹介します。

「自毛植毛後2週間後に、手術した場所からどんどん髪の毛が抜けるようになった。ショックロスについては事前に聞いていたが、施術が成功したのか信じられない状態がしばらく続いた。4か月ほど経って、新しく毛が生えてくるのを見て、少しずつ気持ちが収まったきた」(34歳/エンジニア)
「朝起きた時に、枕にまとまった量の髪の毛が抜けているのに気づき、衝撃を受けた。おそらく手術から1か月後くらいだったと思う。ショックロスについて知っていたが、精神的なダメージが本当強すぎた。クリニックの診察を受けたら、やはりショックロスとのこと。その後はしばらく落ち込んでいた」(37歳/自営業)
「手術から3週間頃に、ふと髪をかき上げたときに、いつもより毛が抜けているのに気付いた。ショックロスだろうとは思ったが、結構ショックが大きく自分でもびっくりした。髪が抜けるのが辛すぎるので、毛が再び生えてくるまで、頭皮に強い刺激を与えないようにした」(29歳/金融機関)

体験談をみると、自毛植毛後を受けた人の中には、事前にショックロスについて知っている人がほとんどでした。しかしながら、実際に脱毛が起こると、やはりショックを受ける人が多いことが分かります。

自毛植毛を受けるときは、ビフォーアフターのイメージだけでなく、そこまでに通過しうる暗黒期についても知ることが大切です。暗黒期について知ることで、植毛後に脱毛がみられても、不安を少し和らげることができます。

自毛植毛の体験談から見た暗黒期の過ごし方

植毛後に大きなショックを受けやすい暗黒期は、どのように過ごせばよいのでしょうか。ここでは、植毛の暗黒期にフォーカスして、脱毛の程度や頭皮の状態、過ごし方のポイントについてみていきます。

植毛の暗黒期の前時期

自毛植毛直後は移植部位の傷跡から血がにじんでおり、皮膚の炎症を起こしている時期です。暗黒期の要因であるショックロスは起きていないものの、見た目が痛々しいことには変わりません。

移植毛の生着を邪魔しないだけでなく、ゆくゆく訪れる暗黒期に備えて、頭皮に負担をかけない生活を過ごしましょう。

植毛の暗黒期

植毛から1〜2カ月頃は、移植部位の傷跡はかさぶたになり落ち着いてくる時期です。人によっては既存の毛が抜け始め、強いショックを受ける人もいます。

植毛後の傷跡もまだまだ目立つ時期なので、見た目はかなり悲惨です。この頃は移植毛の毛根はしっかり生着しているので、普段通りに頭皮の清潔に努めましょう。

植毛の暗黒期から脱出する時期

植毛から4カ月くらいすると、ヘアサイクルを経て、ショックロスで抜けた毛が再び生えてきます。この頃になると、暗黒期でどん底だった気持ちも明るくなれるでしょう。自毛植毛の効果を実感し始める時期でもあります。

暗黒期の終焉時期

植毛から1年すると、移植毛も既存毛も生え揃い、違和感がほとんどない状態です。この頃には、暗黒期の辛さを忘れている人も多いはず。薄毛部分のボリュームをもう少し出したい人は、2回目の自毛植毛を検討するのもよいでしょう。

自毛植毛後の暗黒期の乗り越え方

ツラい植毛の暗黒期は、気持ちを落ち着けながらやり過ごすことも大切です。ここでは、植毛の暗黒期を穏やかに過ごしたい人におすすめの方法について紹介します。

ふりかけパウダーを使う

ふりかけパウダーを使う

ショックロスで薄毛がさらに目立つ人におすすめなのが、定番のふりかけパウダーを使うことです。

ふりかけパウダーを使用することで、鏡やウィンドウを見たときに、自分の姿にびっくりすることがありません。自毛植毛後の傷跡を隠すのにも役立つのでおすすめです。

丸坊主にする

ショックロスによる脱毛が気になる人は思い切って、丸坊主にする手もあります。髪の毛が長いと、脱毛のボリュームもあるので、その分、精神的なショックも大きくなります。

丸坊主にすれば、抜け毛そのものに気づきにくくなり、植毛の暗黒期をうまくやり過ごせるかもしれません。

自毛植毛後の暗黒期の対策

植毛後の暗黒期に起こるショックロスを抑えるために、何か対策はないでしょうか。ここでは暗黒期の対策についてみていきます。

事前の対策は不要

植毛後のショックロスに備えて、術前から飲み薬のフィナステリドや塗り薬のミノキシジルを使う人もいます。しかしながら、これらの薬はあくまでAGAの治療目的のものなので、ショックロスには効果がないことがほとんどです。

特に、塗り薬のミノキシジルは生え際にはあまり効果がありません。ダーマローラなどで肌に微細な穴を開けて皮膚の奥に薬剤を浸透させる人もいますが、こちらもエビデンスがない方法です。ダーマローラの回数を重ねると、頭皮が瘢痕化して、次回の植毛に影響を与える可能性があります。

指圧マッサージや帽子の着用は問題ない

植毛後の暗黒期は、神経質になっている人も多く、マッサージや帽子の着用を避ける人もいます。自毛植毛の手術直後であれば、頭皮への強い刺激を避けた方がよいですが、傷口が落ち着けば問題ありません。

ショックロスではなくAGAである可能性も

人によっては、自毛植毛から半年以上経って脱毛が起こることもあります。この場合、ショックロスではなくAGAが進行している可能性があります。

自毛植毛の暗黒期とは別の問題になるので、引き続き薄毛治療を継続しましょう。

まとめ

自毛植毛後の暗黒期は、ショックロスという現象によって起こります。すべての人が経験するわけではありませんが、暗黒期を想定した上で自毛植毛を受けましょう。

植毛後の脱毛は大きな衝撃を受けますが、気持ちを落ち着けながら、うまくやり過ごすことが大切です。

  • 参考文献
    ・紀尾井町クリニック https://www.nhtjapan.com/
    ・アスク井上クリニック https://asc-cl.jp/
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